ショートポーズのデッサン会があった後、夕方から始まる第二部は2時間のロングポーズだった。

 デッサン用の画材一式に加えてさらに油彩道具一式を運び歩くのは、いくら二人で運ぶとはいえ大荷物になってスタジオまで行けるかどうか…出掛ける際に玄関で断念して、とにかく荷物を減らそうと考えた末、普段の油彩道具を諦め、今日はコッタは白と黒のアクリル絵の具に筆を数本で、私はサクラクレパスで描いてみることにした。

 昔から私は新しい画材を試してみよう、というチャレンジ精神が欠けていると思う。「重たくて持って行くのが苦しいから、いつもの油絵を諦めた」というのは、はからずも良い機会となった。

 サクラクレパス20色入りは、油絵よりもずっと早く描ける。紙の上で色を重ねると、けっこう欲しい色が生み出せて、着物の色も悪くない。安上がりで、どこでも手に入るし、何と言っても軽い。クセになりそう。